14日(土曜日)滑り込みセーフで世田谷美術館に行ってきました。
最終日前日ということもあってか、かなり混んでいましたね。
今回のジャポニスム展は以前からポスターを見ていて
気になっていましたが、なんとか見てこれました~
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、西洋では浮世絵をはじめとする
日本美術が大流行します。
その大胆な構図と色使い、独特の装飾模様は西洋の美意識に根本的な変革を
もたらし、ジャポニスムという現象が生まれました。
本展は初期ジャポニスムを代表するクロード・モネの大作<ラ・ジャポネーズ>をはじめ
ボストン美術館の所蔵品より厳選された絵画、版画、素描、写真、工芸など
約150点を紹介していました。
西洋の芸術家たちが日本の浮世絵や工芸と出会い、何を学び取り入れ、
新たな美を創造したのか、様々な角度から検証しています。
<パンフレットから抜粋>
以下、ポストカードより・・・
ゴッホ<子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人>1889年
ロートレック<「レスタンプ・オリジナル」第1年次のための表紙>1893年
ルノワール<花飾りのある帽子>1898年
そして、今回もっとも興味があったのがこれです。
およそ1年の修復を経て、世界初公開の
クロード・モネ<ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)>1876年
薄暗い会場でひときわ鮮やかに輝いていました。
モデルはモネの最初の妻カミーユです。
日本の小物が満載の代表的作品ですね。
鮮やかな刺繍の豪華さには目が釘付けになり
着物の裾の武者の立体感にも圧倒されます。
ちなみにこの絵の大きさは231,8×142,3cm
しばらく、この打掛をまとった女性の前で見とれていた私です。
東京展は終わりましたが、
2014年9月30日~11月30日 京都市美術館
2015年1月2日~5月10日 名古屋ボストン美術館
お近くで興味のある方は是非どうぞお出かけください!